《MUMEI》
掛軸
独りになった僕は、

荷物を置いて‥

障子を開けた。





「──庭か‥?」





ほとんど荒れ地だな‥。





部屋の中も薄暗くて‥

何だか気味が悪い。





「‥っ?」





何だ‥

掛軸か‥。





四谷怪談にでも出てきそうな、

女の水墨画。





‥趣味が悪いな‥。





何というか‥

あまり落ち着かない‥。





「あの‥‥‥」

「──!?」





振り向くと、

そこには仲居の少女が立っていた。





「お食事‥お持ちしました‥」

「ぁ‥、ぁぁ‥ありがとう」

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