《MUMEI》
べっ甲飴
「おい、き‥君──大丈夫か‥?」

「──はい‥大丈夫です‥」





布団から、

ヒョコッと顔を出した少女。





「すいません‥今ちゃんと‥‥‥、ぁ‥」

「自分でやるよ、君は休んでいていいから」

「───────」

「?」

「これ‥どうぞ‥‥‥」

「‥これは‥?」

「べっ甲飴です‥。ぁ‥‥‥失礼‥ですよね‥」

「ぃゃ──もらっておくよ、ありがとう」


「───────」

「ん‥?」

「嬉しいです‥」





少女は、

笑っていた。





その言葉通り、

嬉しそうに。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫