《MUMEI》

「‥ったくバカヤロウが‥」

「へ‥‥‥、ぅわッ」

「‥貸せよ、ほら」

「‥ぇ‥、あのっ」

「‥てめぇはせいぜいコケねぇように付いて来な」

「‥ハイ‥‥‥」





肩身狭いなぁ‥。





「──ゎ‥」





ひょっとしたら‥

屋敷より広いかも‥。





「‥おい、お前の部屋一応あてがっといてやるから来い」

「私の‥?」

「‥さっさと来いよ」

「ぇ‥ちょっ‥ちょっと待って下さいよ〜っ」





何でいっつも鳳君ってそんなに急ぐんですか‥?





せっかちなんだからぁ‥。






「‥は?」

「──ぇ!?」





私‥

何も言ってないです‥

よね‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫