《MUMEI》

「──次誰書く?」

「あたし書く♪」

「じゃあ俺その次──」





みんなが、

次々署名して行く。





「──ね、何かほんとに何とかなりそうじゃない?」

「でも‥クラスの人数だけじゃ足りないかも‥」

「よしっ、他のクラス回ってみよ♪」

「ぇ」

「沢山名前あった方がいいなら、他のクラスの人達にも協力してもらえばいいじゃん?」

「──そっか‥」





そうだ。





みんなが先生を必要だって‥

それを証明するためにも‥。





「全員書いたかー?」

「うんっ」

「じゃあ、私隣りのクラス行って来ますね」

「あたしも行くっ」

「僕も!」

「おーし、じゃあ出撃するぞ?」





水無瀬先生の号令を合図に、

勢い付いたみんなが一斉に教室を飛び出して行った。

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