《MUMEI》
眠れない
‥暫くしたら、

足音は遠のいていった。





‥何だったんだろう、

さっきのは‥。





‥分からない。





けれど‥

何か‥

人じゃなかったような気がする‥。





‥幽霊‥‥‥?





『気を付けて下さいね‥』





あの椿の言葉は‥

さっきの事を暗示していたのか‥?





‥それとも‥。





「‥!?」





戻って来た‥。





‥また‥

近付いて来る‥。





「‥‥‥だ‥誰だ‥‥、!?」






‥か‥

金縛りか‥?





体が‥‥‥。

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