《MUMEI》
特別…
「雄太…雄太…っ」
中川は何回も名前を呼ぶ。
デッサンしている時の様な真剣な目で見下ろされて、雄太の胸は熱くなった。
「中‥川さんッ、ハッ‥」
雄太も答え様と必死になるが、どうにも声が詰まる。「アッアッ!中川さ‥んんっ」
「一樹って呼んで?」
「ンアアッ!一樹‥一樹ぃ!」
耳元でそっと囁かれてゾクッとした。
「雄太カワイイ‥」
すると中川の動きが早くなった。
「あ!?ちょ‥激し…」
(ちょっと痛いかも‥)
そう思ったが、自分に夢中になっている中川を見ると言えなかった。
「ハァハァ‥ウッ!やべぇ‥イキそ‥イッていい?」
「うん。いいっ!来てっアッアッ!」
雄太は中川の腰に脚を絡め、広い背中に腕を廻した。
「ハッハッ‥イ、イクッ!…ア!クッ‥」「イイッ!イイッ!一樹っ!アァァ!」
二人はは暫く痙攣しながらグッタリした。
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