《MUMEI》

「あれ、ランもう踊らないの?」

「ぁ‥‥‥えっと‥」

「じゃあ、次はボクとね♪」

「ゎ‥」





素早い‥。





「お兄ちゃんとはどうだった?」

「──ぇ」

「楽しかった?」

「ハイ、楽しかったデス‥」

「じゃあね──ボクはその倍楽しくしてあげる♪」

「倍‥?」

「うん♪ じゃあ行くよ?」





蜜君は張り切って、

私をリードする。





でも、

私は意識して合わせなくてもいいみたい。





蜜君にの動きに合わせて、

体が勝手に動いてくれる。






──何でかな──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫