《MUMEI》
俺様ヤンキー待ち伏せ中
あれから、毎日あの曲がり角に行った。


何人もの人間にぶつかった。


…何故か皆お金くれるから、気付いたら小金持ちになっていた。


※元々無愛想で、彼女に会えなくて鬼のような形相になっているので、カツアゲだと勘違いされてます



雨にも負けず、風にも負けず


台風にも負けずに通ったのに


彼女に会えない


「何でだ!?」

「夏休みだからだろう?」


チョコパフェをやけ食いしてたら、美咲が(呆れたように)言った。


「お前がぶつかった次の日から、この辺の学校は夏休み入ってるだろ」

「そっかぁ… …

って、夏休みもう終わるじゃん!」


俺の夏休み、曲がり角通っただけじゃん!


「悪い。(気付いてたけど)訊かれなかったから」

「…じゃあ。彼女の高校調べろ」


明日から学校だから、校門で待っててみよう。


美咲はこの辺の学校のほとんどの女と付き合ってるから、彼女の制服もわかるからな


「総長。…何する気?」

「…いいから調べろ」


とにかくもう一度、彼女に会うんだ。

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