《MUMEI》

月曜日の夜
 
茜「間違いないでしょう」 
雅治「新潟に乗り込むか」 
大介「車、用意しました」 「俺が使ってた、軽です けど…」
 
雅治「助かる、」
 
大介「…本当に、持って行 くんですか?」
 
雅治「もちろん」
 
大介「テストもしてないで すよ…」
 
雅治「大丈夫だ、大介、お 前の力作だろ」
 「車に付けれるか?」
 
大介「付けれます」 
 
茜「何?」
 
雅治「ピンチになったらわ かるよ」
 
茜「…」
 
雅治「朝早く、出発するぞ 」
 
茜「はい」
 
真樹「…約束だからね…」 「2人共、無事に帰って 来てね…」
 
雅治「約束だ」
 
茜「うん…」
 
 
 
その時、臨時ニュースがテレビに流れた
 
『番組の途中ですが、予定を変更して、ニュースを伝えます』
 
テロが起きた!
 
内閣府、公安調査庁が、占領された!
 
同時に、羽田空港の旅客機が武装集団にハイジャックされ
警視庁の中で、爆発があった…
 
雅治「…」
 
俺達は、直感で、久保田達だと、感じた!
 
武装集団は、40名は、居るそうで
機関銃等の重装備をしてるらしいと、テレビが伝えてた…
 
日本で、そんな事出来る奴らは、そうは居ない
 
 
茜「…」
 
 
『犯行声明は、出されてませんが、……』
『…首相官邸に、続々と、与党議員が集まって来ています…』
 
 
雅治「神無月は、どう動く ?」
 
茜「…わからない…」
 「どうして、こんな事に ……」
 
雅治「……」
 
ビィー!ビィー!ビィー! 
敷地内に誰かが足を踏み入れた
警報がなる!
 
大介「うわっぁ!」
 
モニターを見た、大介が悲鳴を上げた!
 
機動隊が、建物を、包囲していた…
 
雅治「…」
 
屋上を映す、モニターにも、機動隊の姿が見えた…
 
茜「…どうして…」
 
雅治「大介の車だろう…」 
大介「!…」
 
雅治「気にするな、大介… …なるようになるさ…」 
 
 
建物内に、侵入された
 
騒いでも、勝目はない…
 
 
 
部屋の扉が開けられた
 
「神無月 雅治と、水無月 茜だな…」
 
「2人を、お連れしろ!」 
大介「雅治さん!」
 
「動くな!」
 
大介に銃が突き付けられた 
雅治「手荒な真似は止めろ !」
 
雅治「大介…心配するな」 
大介「…」
 
雅治「茜、肩を貸せ」
 「行こうか…」
 
 
 
大介と真樹まで…巻き込んじまった…
 
 
パトカーに先導され、着いた場所は、
六本木ヒルズだった…
 

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