《MUMEI》

みんなの協力のお陰で、先生は学校を辞めなくて済んだ。





本当に、良かった。





先生が、学校にいられる事になって──本当に良かった。





「──アーオーイ♪」

「ぁ──おはよう、未玖」

「おっはよ♪」

「おはよう──」

「何かさ、やっと梅雨明けたって感じだね──」

「うん。最近ずっと雨ばっかりだったもんね──」

「ほんとほんと〜。ぁ──そだ、七夕の願い事──考えた?」

「願い事‥?」

「ほら──ちっちゃい頃小学校とかで短冊に願い事書いたりしたでしょ?」

「うん──」

「あたしはね、6段位重なったアイス食べてみたいなぁって」

「ふふっ──やっぱりアイスなんだね、未玖は──」

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