《MUMEI》 あいつらは、 今は年齢差で離れてるけど── 来年にはこっち来るらしい。 それにしても──。 『ぃぇ、大丈夫です──ありがとうございました‥』 どうしたんだろなぁ、 アイツ──。 「センパーイっ、服部先輩♪」 「?」 何でか俺、 よく女子から話しかけられる。 ──何でだ? 分かんねーなぁ‥。 「これっ、後で読んで下さいね♪」 「ぉ‥おう──」 それに、 この手紙。 何か、 『好き』だとか、 『付き合って下さい』 だとか── 俺には、 よく分かんねぇ事ばっかで。 けど、 捨てる訳にはいかねーから、 俺はその手紙を封筒に戻して‥ カバンに捩じ込む事になる。 前へ |次へ |
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