《MUMEI》

あいつらは、

今は年齢差で離れてるけど──

来年にはこっち来るらしい。





それにしても──。





『ぃぇ、大丈夫です──ありがとうございました‥』





どうしたんだろなぁ、

アイツ──。





「センパーイっ、服部先輩♪」

「?」





何でか俺、

よく女子から話しかけられる。





──何でだ?





分かんねーなぁ‥。





「これっ、後で読んで下さいね♪」

「ぉ‥おう──」





それに、

この手紙。





何か、

『好き』だとか、

『付き合って下さい』

だとか──

俺には、

よく分かんねぇ事ばっかで。





けど、

捨てる訳にはいかねーから、

俺はその手紙を封筒に戻して‥

カバンに捩じ込む事になる。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫