《MUMEI》

好きだとか、

そーゆーのは‥

どっちかっつーと、

俺には関係なくて。





今の俺は、

バスケが一番っつーか。





試合だって近いし、

正直──

色々忙しい。





だから、

そんな事はどうでもいい──。





‥どうでもいい‥?





「どうでもいい、のか‥?」





ぁ〜‥

分かんねー。





『藍伊に一歩でも近付いてみろ? オレが黙って──』





俺はただ、

借りてたペンを返そうと思っただけだ。





つーか‥

待てよ?





あいつ‥

ロリコンなのか?

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