《MUMEI》

棚が崩壊した、!
 
膝まで、水が!
 
茜「溺死かしら…」
 
雅治「恐いか?、茜…」
 
茜「雅治と一緒だから、大 丈夫よ」
 
龍之介「へぇ〜、そういう 仲なんだ…」
 
水が引き出した…
 
ゴゴゴゴゴ ガッコン!
 
壁一面のコンクリート時計が、奥に!…動いていく… 
ガッコン、ガッコン、ガッコン
 
電気が消え、音だけがしてる…
 
俺は茜の手を握っていた
 
茜も、強く、握りかえしてる
 
ガッコン!!!
 
音が止まった
 
奥から、うっすら、灯りが見えた
 
龍之介が、携帯電話の証明で、部屋を照らす
 
龍之介「スゲーな…この、 コンクリートの壁4メー ターはある…」
 「核シェルターか…」
 
雅治「核シェルターだよ… 広島に、落とされたから な…」
 
龍之介「……」
 
雅治「行くぞ…」
 
灯りは、水力発電の力なのか、不安定に、灯ってた
 
突き当たりの部屋に、
縄梯子が下がってた
 
俺は、腕の力だけで登った 
茜が続いて来た
 
龍之介も来た
 
縄梯子を引き上げた
 
龍之介「追ってが来ると、 厄介だろ…常識だぜ…」 
龍之介…何者なんだろう… 
奥に、また、縄梯子がある 
俺達は、また、登った
 
龍之介「ヒュー……お宝の 山だぜ…」
 
その部屋には、完成品が
積み上げられていた
 
茜「天然の冷蔵庫ね…」
 
雅治「湿気が無いのが不思 議だ…」
 
龍之介「気が付かないか? 、外気が来てない…」
 
雅治「!…」
 
龍之介「長く居ると、死ぬ ぜ…」
 
久保田「心配するな!」
 「直ぐに、楽にしてあげ ますよ! 」
 
雅治「久保田ぁ!」
 
茜「よく、来れたわね…」 
久保田「私は、ここを知っ てますからね…」
 
 「鍵の開け方だけですよ …知らなかったのは…」 
龍之介「流石、2流スパイ だな……」
 「違った…2重スパイだ …」
 
久保田「こんな時にジョー クですか?」
 「…しかも、つまらない …」
 
……俺は、ベレッタを、久保田に向け、乱射した
 
タタタン!タタタン!タタタン!
 
9発…
 
久保田の身体は、揺れたものの、…立っている!!
 
防弾直帰か!
 
狙いは頭だ!
 
久保田「お前は殺す!」  
久保田がダッシュして来た 
タタタン!タタタン!
 
頭を狙って撃ったが、久保田の太い腕で、首から上が覆われてた
 
ちぃ、ならば、脚を!
 
タタタン!
 
雅治「ぐはっ!!」
 
久保田のタックルを食らった!
 
 
龍之介「薬を打ってるな!」
 
久保田「私は無敵でーす! 」 
 
叫びながら、久保田が俺の首を絞めた…
 
い、息が…
 
俺は、久保田の指にベレッタを…
 
タタタン! 
 
指が弾け跳んだ!
 
久保田の力が弱まる…
 
その隙に、久保田の脇の下から、ベレッタを、…!
 
何度も引き金を引いた!
 
久保田「ぐおっ!」
 
久保田を蹴飛ばした、
 
雅治「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ」 
意識が眩む…
 
壁に保たれかかり、残弾0のベレッタを握っていた
 
久保田「とことん、私の邪 魔をする男ですね…」
 
まだ、生きてるのか…
 
心臓まで、届いてないのか……
 
男は、霞む目で、久保田を睨んだ
 
久保田をが立ち上がる…
 
……
 
奥の手が……まだ、ある………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫