《MUMEI》

天井が落ちて来た
 
……終わった……
 
…茜…巻き込んで…すまない……
 
外人兵士が、落ちてきたコンクリに直撃した
 
 
茜「…」
 
 
揺れが止まった
 
茜が俺を引き上げる、
出口の方へと…
 
龍之介「そいつは助からな い…置いていけ…」
 
茜「……」
 
龍之介「…ったく…そんな に助けたいのか?」
 
茜「私は、私のやるべき事 をします、…どうぞ、先 にお逃げなさい!」
 
龍之介「ちっ…」
 「助けてやるから、一度 やらせろよ…」
 
茜「な?!…」
 
龍之介「上に運び出しただ けじゃ、死ぬぜ…確実に …」
 
 「俺なら、助けられる… 寝るか?俺と…」
 
茜「…いいわ……雅治を、 助けてくれるなら…」
 
龍之介「決まりだな!」
 
龍之介「オーイ、神無月の 総帥だ、生き残りは、手 を貸せ!」
 
 
 
俺達が、脱出したと同時に、家は倒壊…
 
まるで、地面に吸い込まれていくかのように…
 
水が沸き、溢れた……
 
近所の家も、傾き
 
まるで地面に大きな穴が間ようだった…
 
 
軍用ヘリが降りて来た
 
ホバーリングしたまま
 
タンカで俺を吊す…
 
 
意識が途切れ途切れになりながら…
 
終わったんだなと…
 
そう感じてた…
 
 

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