《MUMEI》 また、泣いている。 本当は‥泣かないつもりでいたんだけど‥。 泣き虫うさぎは、卒業したつもりでいた。 でも‥。 まだ、そう思うにはちょっと早かったみたい。 だけど──悲しくて泣いてるんじゃない。 ──ただ、嬉しくて。 この綺麗なダイヤモンドよりも何よりも──先生が、隣りにいてくれる事。 それが、私を幸せにする。 「───────」 ありがとう、先生──。 ありがとう、本当に──ありがとう。 いつだって、先生は私のナイトでいてくれて。 私の涙を、乾かしてくれて。 ──先生? 今、私は──本当に幸せです。 前へ |次へ |
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