《MUMEI》

雅治「俺は、美樹に惚れて たのかもしれない…」
 
茜「…」
 
雅治「都合いい、女のはず だった…」
 「…同情から、馴れ合い になったのかもしれない …」
 
 「けど…失って…存在の 大きさに気付いたのも事 実だ…」
 
 「…なのに、俺は、今、 茜を欲している…」
 「…俺は、卑怯者のクズ かもしれないな…」
 
茜「…」
 
雅治「……身勝手で、我儘 で…」
 
茜「…殿方は、みな、そう ですよ…」
 
 「私は、側に置いていた だけるだけで、十分です 」
 「居ても、よろしいので すか?」
 
雅治「居てくれ…頼む…」 
茜が涙を、流した
 
茜「ホントに、居て、いい のですね?」
 
雅治「あぁ、…居てくれ… 茜…」
 
茜を抱き寄せ、キスをした……
 
優しい唇、
 
舌を求めた…
 
茜が、俺を、受け入れた
 
絡める舌と舌…
 
ビールが、湯船にこぼれた 
缶が浮いてる…
 
俺達は、気にもとめず
唇を、離さなかった…
 
 
 
茜「…のぼせてきちゃった …」
 
雅治「淵に、腰掛けなよ」 「見えるように…」
 
茜「…やらしい…」
 
パシャッ…茜がお湯を、俺にかけた
 
雅治「茜を、ビール好きに しちゃおう」
 
俺は口移しで、茜にビールを飲ませた
 
嫌がりながらも、茜は飲んだ
 
茜「こんな事、するの、初 めて……」
 「美樹さんとも、こうし てたの?」
 
雅治「気になるか?」
 
茜「…うん…ちょっとね… 」
 
雅治「俺も、気になる…」 「どう、抱かれたか、教 えてくれ…」
 
茜「…」
 「…トイレ……」
 
雅治「そこで、しろ、見て てやる」
 
茜「えー!……」
 
雅治「逃がさないよ…」
 
茜「ち、違うの、ホントに …」
 
雅治「そこでしなよ…」
 
茜「いじわる!!」
 
 
 
茜の片足をバスタブに乗せ 
俺は、指で、茜のそこを広げた
 
雅治「まだかな?」
 
茜「…見られてたら…出な いよ……」
 
雅治「………」
 
 
観念したのか、茜は、俺の目の前で、……
 
両手で顔を覆いながら…  
雅治「いいものを、見れた 」
 
茜「……バカ…」
 
雅治「のぼせたな、出るか 」
 
 
全裸のまま、茜をリビングに連れ出した
 
茜「のぼせちゃったぁ」  「何か飲もう」
 「雅治、ビール?」
 
雅治「茜と同じ物をくれ」 
茜「ワインでいいかしら? 」
 
 
茜「…口に合わない?」
 
雅治「…不味くはないが… よく、わからん…」
 
茜「…雅治、らしいわ…」 茜がクスッと笑った
 
茜を引き寄せた
 
雅治「今、笑ったろ…」
 
茜「うん、わらったよ」
 
雅治「さて、…話してもら うぞ…」
 
茜「…しつこいなぁ…」
 「聞いて、どうするの? 」
 
雅治「茜の口で言わせたい んだよ…俺はSだから」 
茜「…」
 
呆れ顔の、茜だった

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