《MUMEI》

 
遅い朝食を茜と
 
茜「口に合います?」
 
雅治「上手いな…」
 
茜「よかった」
 
手作りの味噌汁を飲んだのは、何十年ぶりだろう…
 
雅治「こんな、些細な事で も、幸せを感じるんだな …」
 
 「俺は、神無月には、不 向きな人間かもしれんな …」
 
茜「無責任な言い方ですけ ど、 そう言う、普通の 感覚って、大事だと思い ます」
 
 「水無月にも、同じ事が 言えますが…」
 
雅治「…そうかな…」
 
茜「個人的意見ですけど… 雅治様に、周りを合わさ せればよいのでは…」
 
雅治「また、様、かい?」 
茜「あっ…」
 
雅治「まぁ、いいけどな… 」
 
 
 
その日、俺は、神無月、水無月に関する資料に、目を通した
 
知らなければ、いけない事、理解しなければならない事が、山のようにある
 
雅がサーバーに資料を用意してくれてたのだ
 
茜は、一度、水無月に戻った
守屋を呼び、茜の送迎を頼んだんだ
 
 
夕方、俺は、ガレージにある、
防弾ガラスのポルシェターボで、出かけた
 
美樹の、墓参りだ… 
 
 
夜、家に戻ると
 
茜「雅治!、心配したのよ 何処にいってたの?」
 
雅治「早かったな、茜」
 
茜「携帯も、持たずに…」 
雅治「携帯…有るの?」
 
茜「守屋が準備してくれて たでしょ」
 「…説明…されたわよね …」
 
雅治「わりぃ…あんまり、 聞いてなかった」
 
茜「しっかり、してよ!」 
雅治「それどころじゃなか ったんだよ…」
 「…お前が……」
 
茜「……」
 「何処いってたの?…」 
雅治「美樹の墓…」
 
茜「…」
 
雅治「茜と暮らすって、言 って来た」
  
茜「…そう…」
 
雅治「…この、近くだった んだ…、美樹と真樹の3 人で、暮らしてた場所… 」
 「…嫌か?…」
 
茜「…気に、しないように します…」
 
 「それより…」
 「私から、もう一回説明 するから、よく聞いてね !」
 
まるで、説教だった… 
 
セキュリティの使い方
 
携帯、時計、財布、カード 
神無月と柴崎の使い分け… 
茜「わかりましたか?」
 
雅治「…わかったよ…」
 「怒るな…悪かったって …」
 
茜「怒ってませんけど…」 「ん…あっ…」
 
茜の唇を奪った
 
茜「ん…」
 
ピチャ…音を出して、茜を舐めた
 
雅治「脚…開いて…」
 
茜「……」
 
茜が脚を開いた
 
雅治「なぁ…」
 
茜「なぁに…」
 
雅治「……いや…」
 
茜「はっきり、言って、何 !」
 
雅治「…気になって、しか たないんだ…」
 
茜「……」
 
雅治「呆れたの?」
 
茜「…子供みたい…」
 「…聞いて、何でも答え るから」
 
雅治「…殴られたり、した か?」
 
茜「殴ったりは、無かった よ……手首捕まれたりと か…」
 
雅治「…何回、出された… 」
 
茜「1回よ…」
 
雅治「舐めたのか?」
 
茜「下手くそって、言われ たわ…」
 
雅治「…俺は、情けないか ?」
 
茜「…ちょっとね…」
 
雅治「…そうか……」
 
茜「嫉妬されるのは、嬉し いけど…」
 「…私ね…初めて、泣い たの… 男の人と、して る最中に…」
 
 「そしたら…、キスマー ク付けられたのよ…」
 
雅治「……」
 

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