《MUMEI》

「は‥? てめぇ世話役だろうが」

「世話役だからって何でもかんでも押し着けないで下さいよ‥」

「〜〜〜〜〜ッ‥」





鳳君は頭をかきむしって、

それから小枝を拾い始めた。





「‥おい、てめぇらも突っ立ってねぇで手伝え」

「え〜〜〜? ボクもやるの〜? やだぁ、疲れちゃうよ〜」

「‥なら昼飯いらねぇな」

「あ〜ダメッ、ボクもいるの〜っ」

「‥だったら‥ちゃんと火ぃ熾せるだけの小枝集めなきゃ始まんねぇだろ」

「分かったよ〜‥ボクもやればいいんでしょ?」





やっと、

蜜君は納得したみたいだった。





「──あ!」

「?」

「リスだ♪」

「リス‥?」

「待て待て〜♪」

「えっ‥蜜君ちょっと‥!?」

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