《MUMEI》

「ふぉぉ〜ッ‥」

「‥何してんだ」

「えっと──こうやって念を送ってですね──、あいたッ」

「‥んな事出来る訳ねぇだろ」

「そ‥そんな事ないデスよ‥」





だって──

テレビとかではこうやって火熾してる人いたし‥。





「──貸せよ」

「ぇ‥」

「‥うろ覚えだけどな、確か‥こんな感じだったと思うけど」

「──ほわぁ──」





ぁ‥

煙出てきたっ。





「──凄い凄い♪」

「‥うるせぇ。気が散るから黙ってろ」

「ハイ、スイマセン‥」





鳳君凄いなぁ‥

何でも出来ちゃうんだ──。

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