《MUMEI》

「‥悪ぃかよ」

「だ‥だってハズいじゃないですかぁ‥」

「ふーん‥。『掃除してたら花瓶を倒しそうになってビクッた』」

「声に出して読まないで下さいってば‥っ」

「──フ‥」

「ぇ‥‥‥」





ほんとに鳳君って白王子‥?





うん‥。





黒は蜜君だもんね‥?





「──お前って何つーか‥ただボケーッとしてる訳でもねぇんだな」

「?」

「──ほら」

「ぇ、もう読み終わったんですか‥!?」

「ったりめぇだろ、この程度5分もありゃ楽勝だっつの」





鳳君は、

ちょっとだけ赤くなってた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫