《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」





【芙原】





僕は今、

芙原さんの家の前に来てる。





でも‥

インターホンを鳴らせない。





‥どうしよう──‥。





「───────」





こんな所にずっと立ってる訳にはいかない。




でも‥

僕には‥

一歩を踏み出す勇気がない。





‥たった、

一歩なのに。





「桐生──君‥?」

「‥ゎ‥っ」





僕は、

飛び上がりそうになった。





だって、

後ろから急に声が聞こえてきたんだから‥。

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