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《MUMEI》 「何しに来たんだよ、お前」 「ぁ‥あの、風邪‥大丈夫‥？」 「‥風邪なんか引いてねー」 「ぇ‥？」 「引いてねーんだよ、風邪なんか」 「で‥でもっ」 「帰れよ」 「何かっ‥悩みとかあるなら、僕に──」 「帰れっつってんだろッ」 「‥！」 いきなり大声を出されて、 ビックリした。 「‥‥‥芙原‥さん‥？」 「‥何もねーよ。ただ‥学校行くのがめんどくせーだけだ。あったとしても‥お前には関係ねーよ」 「あっ‥芙原さ‥‥‥」 芙原‥ さん‥‥‥。 僕‥ 迷惑だったかな‥。 来ちゃ‥ いけなかったかな‥。 前へ |次へ |
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