《MUMEI》

ん、… ふぁ、… 
 
目を覚ますと、茜が俺の顔をイタズラしていた
 
茜「ぉはょ」
 
雅治「んぁ…おはよ…」
 
茜の裸の胸を、そっと触る 
茜「もぅ…朝からやらしい よぉ」
 
茜の手を、俺の股間に導いた
 
茜「!……何で…」
 「朝から、立ってるの… 」
 
雅治「朝立ち…」
 
茜「朝って、立ちゃうの? 」
 
雅治「知らないの?」
 
茜「…」
 
雅治「人にもよるけどね… 若い頃は、毎日こうだよ 」
 
茜「…昨日、3回もしたの に?」
 
雅治「朝まで、男と一緒に 居た事あるだろ?」
 
茜「…誘導尋問かなぁ?」 
 「…隣で寝たのは、初め てかな…」
 
雅治「前に、俺とあるじゃ ん」
 
茜「…意地悪だなぁ…」
 
雅治「痛いよ…」
 
茜に強く握られた
 
茜「シャワー浴びて来ます …あっ…服がないゃ…」 
雅治「いいじゃん、裸で」 
茜「…恥ずかしいでしょ」 
雅治「いまさら?何で」
 
茜「どうしても…」
 
茜が枕で、俺の顔を埋めた 
茜「見ないでよ!」
 
雅治「…ったく…」
 
茜「きゃぁ!もう!見ないでよ!」
 
バフッ……
 
枕が飛んで来た…
 
茜は、逃げるように、バスルームに…
 
 
 
雅治「朝飯、作ったぞ」
 
茜「私がやるから、…」
 
雅治「コーヒーでいいか? 」
 
茜「あっ…はい…」
 
ベーコンエッグにトースト 
コーヒーに、ミルク
 
雅治「食おうよ」
 
茜「…うん…」
 「ごめんなさい、私がや る事なのに…」
 
雅治「どっちがやってもい いだろ?」
 
茜「…水無月の女としては …」
 
雅治「今は、柴崎だろ」
 
茜「…」
 
雅治「…コーヒー、冷める ぞ」
 
茜「あっ、はい」
 「美味しい…」
 
雅治「高い豆なんじゃん」 
茜「…男の人に、作っても らうなんて…」
 「なんか…」
 
雅治「俺達は、俺達だろ」 「人は人…俺達2人が良 ければいいんだよ」
 
茜「うん」
 
 
昼間は、調べ事
 
夜は、茜を抱く
 
そんな、日が、1週間続いた
 
俺と茜は、距離を縮めるのを、急ぐように…
お互いの事を話し
 
心と、身体を、求め合った 
 
雅治「俺は、神無月には向 かない人だな…」
 
茜「そうかな?…」
 「これからは、変わる事 も必要な時期じゃないか しら」
 「水無月にも、いえる事 だけど…」
 
 「新しい、風を入れるに は、ちょうどいいわ」
 
雅治「前向きだね、茜は」 
茜「雅治のが、移ったのよ 」
 
 
雅治「ん!……」
 
 「茜、ちょっと来てくれ 」
 
茜「はい」
 
50インチのモニターに、映し出される、株価情報
 
雅治「気にならないか?」 
茜「…変ね…」
 
雅治「誰かが、神無月に仕 掛けてきてるな…」
 
茜「…うん…」
 
雅治「…水無月にもだな… 」
 
茜「…凄い、資金力だわ… 」
 
雅治「並みの敵じゃないな …雅に連絡を!」
 
茜「はい」
 
雅治「守屋を呼んでくれ」 
茜「はい」
 
 

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫