《MUMEI》

A常務「その通りだ…………。」



窓の外を眺めていたアンパンマンは、背中越しに力強く言い放った。



A常務「我々ジャム食品は、アズキの産地偽装に気付かずに菓子パンを製造販売していた…。


…すべては納入業者であるT物産の社長が、独断で仕組んだこと――…


…我々は知らなかった事にすれば良いのだ…。」



アンパンマンは、窓際から振り向きざまに盟友の顔を流し見る…。




鋭い目だ…。



有無を云わさぬ迫力に、食パンマンとカレーパンマンは思わずたじろいだ。



その眼は逆境に立ち向かう“正義のヒーロー”の力強さを秘めていた――…。



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