《MUMEI》

「‥そうだ、そんでてめぇはソイツを飲んじまって何か変に──」

「変?」

「──────‥もういい。とにかく‥ジュースかそうじゃねぇかの区別位付けられるようになれ」

「はぁーい‥‥‥」





蜜君はしょぼくれて、

俯いた。





「ゴメンなさい──」

「‥何だ、やけに素直だな」

「〜〜〜〜〜〜‥」

「何で泣く‥?」

「だって‥ほんとにジュースだと思ったんだもん‥」

「‥‥‥分かった、もういいから取りあえず大人しくしてろ」

「はぁい‥」

「‥さて‥、そんじゃあそろそろ晩飯になりそうなもん捜しに行くか──」

「ぇ、まだ夕方にもなってないですよ?」

「‥バカ、暗くなってからじゃ何も捜せねぇだろうが」

「ぁ‥‥‥」





確かに‥。





「はぁ──‥」





何か──

サバイバルって大変‥。

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