《MUMEI》

雅「雅治様」
 「まだ、お休みになられ てないのですか?」
 
雅治「雅…」
 「風呂上がりか、色っぽ いな」
 
雅「身体に触ります、」
 「お休みになって下さい 」
 
雅治「俺は、まだまだ力不 足だからな…」
 「時間が、いくら有って も足りないんだ…」
 
雅「……シュミレーションをしてた のですか?」
 
雅治「敵が、レートをほぼ MAXで、収益を上げてた ら……」
 「かなり、苦戦するだろ う…」
 
雅「9000億ぐらい、不足で しょうね…」
 
雅治「…俺は、居なくても 雅が居れば、大丈夫だな …」
 
雅「いえ、収益を、上げて なければ、龍之介を見捨 てる事も、考えねばなり ません…」
 
雅治「…俺の、取り越し苦 労なら、良いのだかな… 」
 
雅「…雅治様…」
 「龍之介が、憎くは、あ りませんか?」
 
雅治「…難しい、質問だな …」
 
雅「…助けなくとも…」
 
雅治「俺に敗北を選べと? 」
 
雅「いえ、……敵は、そう 思うでしょうね…」
 
雅治「動くしか、無いだろ う…」
 「龍之介の為ではない」 「自分の為だ…」
 
雅「愚問でした…」
 
雅治「雅は、気付いてたの か?」
 「敵の、狙いを…」
 
雅「…私くしが、気付いた ときには、レート負けで した…」
 
雅治「俺を、立てる、上手 い言い方だな」
 
雅「…恥ずかしながら、」 「事実です……」
 「雅、失格ですね…」
 
雅治「なら、俺は、家長、 失格だな…」
 「雅、…これからも、力 になってくれ」
 
雅「もちろんです、」
 「私くしは、雅、ですか ら」
 
雅治「雅、上品で優雅か… 神無月の、象徴だな」
 
雅「名前、負けです…」
 
雅治「そんな事はない」  「雅、ピッタリだよ」
 
雅「…」
 
雅が一瞬、女の顔になった気がした 
 
雅「お早めに、お休み下さ い」
 
雅治「わかった、」
 「…」
 「雅…」
 
雅「はい」
 
雅治「…俺は神無月にふさ わしいか?」
 
雅「変な、質問ですね」  「雅治様、 貴方様が、 神無月、その物です」
 
雅治「…」
 
雅「おやすみなさいませ」 
雅治「…おやすみ…」
 
 
 「……」
 

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