《MUMEI》
【13話】三門家の花火大会
あれから、

鳳君が釣って来た魚で晩ご飯を済ませて寝た。





「‥おーい、生きてっかー」

「ぁ──ハイ、そうみたいです‥」





私──‥

何とか‥

生きてるみたい‥。





ていうか、

生きてなきゃ困るッ‥。






「あれ、蜜君はいずこへ?」

「‥さぁな」

「さ‥『さぁな』って──また昨日みたいな熊が出るかもなのに──」

「‥出るにしたって、どっかの黄色いクマじゃねーんだから大丈夫だろ」

「ぇ?」

「‥そこ笑えよ」

「はぃ?」





ぇ‥

今のってシャレ‥?

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