《MUMEI》

「ぇ──」





トモダチ‥?




友‥

達‥?





「私と、で‥すか?」

「うん」

「───────」






私が──

苺ちゃんと‥

友達に?





「嫌でしょ? いいわ、苺元々本気で言ったんじゃ──」

「宜しくお願いします♪」

「音無‥?」

「『蘭』でいいですよ♪」

「何でよ‥」

「だって、友達ですから♪」

「──本気で言ってるの? あんた、苺と友達になりたいの?」

「もうなってますよ、苺ちゃん♪」

「ぅ‥うるさいわよ、大声出さないで」

「それじゃっ、宜しくお願いしますね♪」

「‥‥‥‥‥‥‥」





苺ちゃんは真っ赤になって、

でも──

すっごく嬉しそうだった。

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