《MUMEI》
癒やし
達也の葬儀も終わり…大地は、親友「達也」の死を、まだ受け止められずにいた…そんな中、大地が唯一癒やされるのは、飼い猫の「にゃ太郎」と、いる時だった…「にゃ太郎」はオスで、大地の母が近所の動物病院から、もらって来た猫だった…「にゃ太郎」は、カラダがまっ白で、赤ちゃんの時から可愛くて、大地が「にゃ太郎」と名付け、とても可愛いがっていた… その事は「達也」も承知していた… いつもの様に大地が「にゃ太郎」の喉をゴロゴロしたりカラダを撫でたりして「にゃ太郎」話しかける… 「なぁ…にゃ太郎…達也は、どこに行ったんだろうな…」 そんな事を呟きながら、大地は心地良い眠りに落ちて行った…

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