《MUMEI》 「ところで小僧、名は?」 「ハチ。ハチ・オブ・レジェンドだ」 「ハチか。俺はアシタ・バーバだ」 スキンヘッドもといアシタは手を差し伸べてきた。握手だろうか。 「あぁ、よろし………っ!?」 差し伸べられたその手を握ったハチの手に、激痛が走った。 (これは…サソリ毒!?) ハチの手は痺れて腫れ上がった。力が入らない。 「甘いな小僧。甘々だよ」 アシタは拳銃を取り出してハチに向けた。 「アシタ…てめぇっ!」 しかし力が入らない。毒が全身に回ってきたようだ。 「無理はしないしない方がいい。本来なら即死ものの毒だからね」 「なんだってぇ」 それを聞いたハチは血の気が引いて意識が遠のいた。 「おいおい小僧…情けないねぇ」 前へ |次へ |
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