《MUMEI》

「♪〜」

「‥何かやけに機嫌いいな、お前」

「そうですか?」

「‥何か、そう見えるけど」

「私──鳳君達が言い合ってるの聞くの、結構楽しいんです」

「‥は‥?」

「鳳君がツッコミで──、!!」

「‥誰がツッコミだ」

「あいたた‥、今ツッコんだじゃないですかぁ‥」

「‥突っ込んだんじゃねぇ。シバいたんだ」

「ど‥どっちもあんまり変わんないデスよ‥」





ていうか、

痛いんですが‥。





「──それ、独りで出来んのか」

「ぇ‥、ぁ──ハイ、お皿洗いは最近慣れてきましたから♪」

「‥ならいいけど。‥今日は夕方までには仕事済ませとけよ」

「ぇ──夕方まで‥?」

「‥花火、するんだからな」

「ぁ‥ハイっ、了解デス☆」





そだった、

花火──。





でも、

夕方までに仕事‥

終わらせられるのかなぁ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫