《MUMEI》

「──先輩っ、後ろ後ろ!」

「‥‥‥? ‥!!」





パス‥

寄越してたのか‥。





‥何で気付かなかったんだ‥?





「どうしちゃったんですか? 服部先輩──」

「悪ぃ‥何か──‥」





ボーッとしてた‥‥‥。





「先輩?」

「──よしっ」





気合い入れ直して、

練習再開。





試合は土曜‥

待ったなし。





俺は‥

バスケをしてりゃ楽しいんだ。





それ以外の事には、

興味ねーし‥

だから‥‥‥




「──っ」





だから‥

今はただ、

これに打ち込め。





これだけに‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫