《MUMEI》

『馬鹿野郎!銀次!
てめぇは、この銀竜
会組長の息子、村雨
上総のモンなんだよ

お前は俺の右腕にな
るって決まってんだ

離さねぇからな、ど
こに逃げても引き摺
り戻すからな!』


『わ、若…』
俺は若の言葉に惚れ
直してしまった。


『なあ…銀次ィ…
頼むよ、考え直して
くれよぉ…』


…あ、そんな甘えた
声出されたら…


ギュッ!!
若が俺の手を握る!


…ああっ、もう駄目
だ!


俺は覚悟を決めた!
この想いを告げずに
若の傍にいる事を…


たとえ好きと言えず
とも若の傍で若の為
に生きていきます…



…end…

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