《MUMEI》 「──流!」 先輩から、 パスが送られた。 俺はそれを受け取って、 ゴールに向かってドリブルする。 ダンッ、 と床を蹴って、 飛び上がる。 ──シュート! 「──わぁっ──」 「やるじゃない」 「は‥‥‥」 入った‥‥‥。 「ふふ──調子、戻ったみたいね」 「ぁ──」 さっきまでは、 全然シュート決めらんなかった。 けど‥。 あいつがあそこで見てるから──。 ‥? 何であいつが見てると調子いいんだ‥? 前へ |次へ |
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