《MUMEI》
恵の憂鬱
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響き、教室は急にうるさくなる。


そんな中、恵は独り悶々と思いを繰り広げていた。

(あれからもう一ヶ月か…。翔貴のおかげで助かったな…、変だな、最近翔貴ばっかり意識してる…)

「恵!」

「…」

「恵ってば!」

「ああ何?」

「最近恵らしくないよ?」

「そんなことないから大丈夫だよ!」

友達とのそんな他愛のない会話をしている間も翔貴の事を考え続けていたのだった。

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