《MUMEI》 休み時間になると急に杏里に恵は杏里によばれた。 「恵ちゃんだよね?」 「そうだよ、何?」 「あなたのせいで私は全てを失った、翔貴が私の全てだったのに…あなたのせいて!!」 杏里の顔は先ほどまでの美しい仮面が外れ、鬼のようだった。 「それは翔貴の気持ちじゃないの?」 「違う、翔貴は悪くない、全部あなたがいけないのよ。そうよ、どうにかしてよ…あなたさえいなければ…あなたがあんな男に捕まらなければ…」 杏里は狂ったかのようにボソボソと話始めた。 前へ |次へ |
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