《MUMEI》
返ると信じ
シャワーで土や砂を流す。至福の時だ。

先刻の制服は棄てた。
替えはいくらでもある。


飲み込んだものを吐き出そうと口に指を入れるが水しか出なかった。


叫んでしまいたい

携帯を手にしていた。


適当に拭いたせいで水滴が体中に纏わり付いてる。
顎を沿う水滴が画面に一粒落ちた。

アイツが出るなんて有り得ないけど

送ってみた




[一分以内に来なければ死ぬ]


という文面だ。

無理と理解しているからこその暴挙である。

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