《MUMEI》

俺は、資料と格闘する、毎日だった
 
茜は、まだ、戻って来ない、大変なのだろう、…
 
 
リクエストに対する
雅の返答は、丁寧で確実な物だった
 
頭が切れる、
 
俺が何を考えてるかも、理解してるように思えた
 
 
茜が戻って来ると、守屋から連絡があった日
 
注文した、ブレスレットが入荷したと、連絡があった 
 
俺は、ブレスレットを取りに出た
 
3億のブレスレットを2つ 
月をあしらったモチーフを彫らせ
 
空輸で送ってもらったんだ 
 
店員に見送られながら、店を出た
 
その足で、神無月に行った 
 
雅「雅治様、どうなされた のですか?」
 
雅治「雅、に用があって来 た」
 
雅「…茜が、帰って来るの では?」
 
雅が、気まずそうな表情をした
 
俺は、豪華な包装を、乱暴に開け、
雅の左腕に、ブレスレットをはめた
 
雅治「白い肌には、金が似 合うな」
 
雅「…私くしにですか?」 
雅治「どさくさに紛れて、 俺も為替でもうけた」
 「俺からだ…」
 
雅「…あ、ありがとう…」 
雅が腕のブレスレットを見る
 
雅「…月のモチーフ… 」 
雅治「気に入ってもらえる といいのだがな」
 
雅「とても、嬉しいです」 
雅が、女の顔になった、  
素敵な、笑顔だった
 
雅治「そうか、よかった」 
雅「あっ…」
 
雅のスカートの上から、
尻を触り
中指を、谷間に滑らせた
 
敏感な所まで、…
 
雅治「可愛い、反応だな」 
雅「か、からかわないで下 さい」
 
俺は、手を上げ、神無月を出た
 
 
茜、もう、着いてる頃かな 
 
 
自宅に戻ると
茜が帰宅していた
  
茜「おかえり、雅治…」
 
雅治「おかえり…茜…」
 「髪、切ったのか?」
 
茜「似合う?…」
 
雅治「あぁ、…似合うよ」 
長い髪を、肩に、少しかかるぐらいで揃え、
雰囲気が、ガラリと変わった
 
茜「そんなに、じろじろ見 ないでよ」
 
垢抜けたように、可憐で、みずみずしい、美しさ…
 
……言葉に出来ない…
俺の中のボギャブラリーに…
…適切な、言葉が無かった…
 
茜「…支援、ありがとうね …」
 
雅治「不要だったかな…」 
茜「楓が、感謝してました …」
 
雅治「落ち着いたか?」
 
茜「…後は、出方を見て… 」
 
雅治「…そうか…」
 
茜「…雅の方は、問題、な い?」
 
雅治「優秀だよ…俺が、居 なくても、何も変わらん …」
 
茜「神無月は、心配してな いわ……雅よ……」
 
雅治「……」
 
茜が、俺の前に立った
 
雅治「……雅を、抱いた」 
茜「……そう……」
 
雅治「……」
 
茜「……」
 「…守屋が、準備してく れたの…食べましょう」 
テーブルを指差し、茜が言った…
 
豪華なオードブルが並べられていた…
 

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫