《MUMEI》

あたしは‥

藤澤センパイみたいにオシトヤカじゃねーし‥

ぶっきらぼうで‥

男みたいで‥。





好きって事すら‥

言えないで。





‥何で言えねーんだよ‥。





‥言えばいいじゃねーか。






好きなんだから‥。





──なぁ‥

センパイ‥。





楽しいか‥?





今──

楽しいか‥?





あたしな‥

どーしよーもねぇバカなんだ。





だから‥

あんな事言っちまったんだ。





でも‥

あれ‥‥‥

嘘だからな‥?





藤澤センパイに嫉妬してもしょーがねーって事も‥

分かってんだ。







ぁー‥

もォどーすりゃいいんだよ‥。

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