《MUMEI》 電気人間の恐怖電気人間、それは体内で磁界を発生させ なんやかんやで電気を発生する事ができる人間のことである。 「まさか本当にいるとはな…噂とばかり思っていたのに」 「噂には違いないさ。何せ私の存在を知った者は例外なく命を落としてしまうからね」 ビリビリーンは人差し指をハチに向けた。 「人差し指は人を指さすために存在する…実に分かりやすいネーミングだとは思わんかね?」 ビリビリーンの人差し指に電気が集中する。空気が震えていた。 「痛くはしないよ。一撃で楽にしてあげよう」 「くっ………!」 足を怪我しているハチが、ビリビリーンの攻撃をよけることはまず不可能だろう。それを一番本人が理解している。 ハチは死を覚悟した。 (……か) 「!?」 ハチの頭の中に、声がした。 (ちか…か?) (ちから…いか?) (力が…欲しいか?) 前へ |次へ |
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