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《MUMEI》 「──っ‥はぁ‥」 何とか珠季には‥ 置いて行かれずに済んだ。 けれど‥。 「君も寝坊したのかい？」 「いんや、あたしは──‥」 「？」 「ぃ‥行くぞっ、ほら」 「ぉ‥おいっ、待てっ」 何だ‥？ 「今日は珍しく早起きだったんだけどな、何かお前どーしてっかなって。そしたら何か寝てるっぽかったから」 「ま‥待っていたのか‥？」 「昨日メールの途中で寝ちまったし‥その事謝っとこーと思って」 「その事なら気にしなくていいよ──僕は全然──というか‥」 「なぁ」 「何だい‥？」 「今朝返したメール見たか？」 前へ |次へ |
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