《MUMEI》

「は〜な〜し〜てっ!!」

「‥うるせぇ、ギャーギャー騒ぐな」

「呪われちゃいますって〜〜〜!」

「‥んな事あるか」

「〜〜〜ッ‥」





あるかも知れないじゃないですかぁ‥。





「──あれぇ?」





一番前を歩いてた蜜君が、

急に立ち止まった。





「おっかしいなぁ」

「蜜君‥?」

「ここらへんだったよね? 湖って──」

「!!」





やっぱり何かあるんじゃないですか‥!?






「も‥戻りましょ‥」

「──行くぞー」

「はいぃぃっ!?」





何で‥!?





何でそんなに楽しそうなんですか‥!?

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