《MUMEI》

「よっ‥ぃ‥‥しょー‥ッ‥」





ぁ〜ヤバい‥

枝のとこに着く前に落ちちゃいそうなんだけどっ‥。





「ラーン、だいじょ〜ぶ〜?」

「ハ‥ハイ、な‥何とか‥‥‥」





いやっ、

でも駄目かも‥。





「落ちないでね〜?」

「ゎっ──」

「ラン!?」

「だ‥大丈夫デス‥‥‥」





‥マジで落ちるかと思った‥。





「ぃよッ‥‥‥とぉっ」





何とか‥

登れたみたい‥。





「‥何だ、お前らも来たのな」

「!?」





ぇ‥‥‥。





「ぁ‥ぁ‥‥‥ぁ‥鳳君ではございませんかっ‥」

「──俺じゃ悪ぃかよ」

「ぃぇ、そじゃなくて──‥ビックリしたといいますか‥」

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