《MUMEI》
裏切り
「何だよっ!?言えょ」大地がまくし立てる…………………………… 続けて不思議な少年、要が言った………………………………… {この達也君は3日後に交通事故に遭って、命は取り留めても一生植物状態の日々が続く事になっていたんだ…ょ……だからボクが彼の影を踏んで…楽にさせてあげたんだ……}………………………………… それを聞いて大地は怒りを露わにした………… 「ふざけんなよ!お前!人の命で遊んでんじゃねーょ!」…………………………… その時だった…ずっと黙っていた達也が要に向かって………… <どのみち僕は生きていても死んでる様な結果に…なって…たんだね…>…………………………… {そぅだょ…でも君の事、死なせてしまって、ごめんなさい…ボクは自分が死んだ時に死神がやって来て…もし…誰かの影を踏む事が出来て…その人間が死を迎えれば…ボクを、この場所から解放してくれると…言ったんだ…しかし君が死んでも…ボクの所に死神は現れなかったんだ……ボク…死神に騙されたんだょ…この10年…それだけを信じて「かげふみ」する子供達を待ち続けていたのに……}……………………………… 「じゃあ、お前はこれからもずっと、この場所から動けないのか?」……………………………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫