《MUMEI》 「‥そんで‥てめぇの目的は何だ」 「ランのダッカン♪」 「‥奪還‥?」 「だって、ランに初めてキスしたのボクだもん♪」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「ねっ、ラン?」 「ぇ、ぁ‥‥‥」 あの‥ 私どうすれば‥? ていうかもう‥ 頭の中ゴチャゴチャ‥。 「‥‥‥蜜」 「ん?」 「てめぇ、3人ってのはやか」 「3人?」 「‥だから‥これじゃいつまで経っても踏ん切り付かねぇし‥‥‥。いっそ2人のもんって事にしとけば‥」 「え〜? それじゃ今と変わんないじゃん」 「‥しょうがねぇだろ、今はそう決まってんだから」 「じゃあボクはどうなるの?」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「結局お兄ちゃんが独り占めするんじゃない」 「‥しねぇよ。つーか出来ねぇ」 「でもさ? ランはどうなの?」 「──ぇ」 「ぁ‥ゴメン‥。でも何かね‥? ランってお兄ちゃんといる方が楽しそうだから──」 「──?」 「ランは、お兄ちゃんの事沢山笑わせてくれて──元気にしてあげて──」 「ぃ‥いえ、ゎ‥私は‥」 私はただ、 ちょっとした事しかしてないですし‥。 前へ |次へ |
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