《MUMEI》

蜜君──

どこかな‥。





「?」





今──

足音聞こえた‥。





「蜜君?」





いるんですかー?





「蜜くーん?」






聞き間違いかなぁ‥。





「‥あれ──」





あそこにいるのって‥。





「蜜君っ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「蜜君‥?」





またヘコんじゃってます‥?





「──ミツ‥」

「お兄ちゃんの側にいてあげて?」

「ぇ‥」

「お兄ちゃんには──ランが必要だから」

「ぁ‥あの‥」

「お願い、ラン──ボクもうちょっとしたら戻るから。──ね?」

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