《MUMEI》
救出作戦
<大地…もし…喋る猫が、もう一匹増えたら、どうする?>………………………… 「はっ!?何だソレ!?……お前まさか…コイツを猫にしようとかって…思ってないよな〜!?」………………………… <ピンポ〜ン♪当たりでーす>……………………… 「なっ?なに考えてんだよ!?バカ!コイツは、お前を殺したんだぞ!なのに…何でお前がコイツを助けなきゃならないんだよ!?」…………………………………… {あの…ボクの事ならいいょ…1人は慣れてるし…今迄も、ずっと…この場所に居たワケだし……}………………………………… 「ホラ見ろ、達也〜!?コイツも、そう言ってんじゃね〜かよ!?」…………………… <…要クン…本心じゃ…ないょ…>………………… 「何で達也にソレがわかるんだょ!?」不服そうに大地が答えた……………………… <僕、死んで…わかったんだ…もし僕が要クンみたいになったら…きっと…同じようにしてたかも知れない…って…>……………………………… <だから……>…………………… 「…わかったよ!助ければいいんだろっ!?助ければっ!?」…………………………… <ありがとう大地っ♪じゃあ、早速だけど、大地の家のお隣の中西さんちの「ちゃちゃ丸」連れて来て欲しいんだょ>………………… 「エッ!?お前さぁ〜、近いだろっ!?コイツを「ちゃちゃ丸」に、すんのかよぉ〜、マジかよぉ〜」……………………
大地の、お隣の中西さんちの「ちゃちゃ丸」はオスで、全身茶色の猫である………………………… <ぅん…「ちゃちゃ丸♪ちゃちゃ丸〜♪>…………「何だか知らねーけど達也嬉しそうだなっ…喋る猫仲間かよっ!?」………………… 大地は呆れ顔… 達也は喜んでいる……………… 「…じゃっ俺は中西さんちに行って「ちゃちゃ丸」を誘拐して来るとするよっ…」と、言いながら大地は、その場を立ち去った………………………

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