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《MUMEI》 「いえいえ。ごゆっくりして下さいね──」 「───────」 「どうか──されたんですか？」 「ぃ‥苺ちゃんとは、上手くいってるみたいですね♪」 「‥ぇっ」 日下部さんが、 赤くなる。 「申し訳ございませんでした、お嬢様のお気持ちにもっと早く気付いていれば──三門様や音無様を巻き込まずに済んだのに──」 「ぇ、ぁ‥それは日下部さんのせいじゃないですよ。それに──巻き込まれたりもしてないですから。苺ちゃんが、ちゃんと日下部さんに気持ち伝えられて──お２人が幸せそうで嬉しいし──」 「──ありがとうございます」 前へ |次へ |
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