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《MUMEI》 「ふー‥」 涼し〜。 何か幸せ──。 「‥？」 ノックだ。 「──はーい、誰ですかー？」 訊いたら、 扉が開いて── 蜜君が入って来た。 「ラン──今１人だよね？」 「ぇ‥、ハイ──」 蜜君── やっと戻って来てくれたんだ── 良かった‥。 「あのね‥？」 「ん‥？」 「ボク‥ランに渡したい物があるの」 蜜君は、 真剣な顔で言った。 「だから、ちょっとだけ──目、つむっててくれる？」 前へ |次へ |
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