《MUMEI》 「どうやら俺を怒らせたいみたいだな…!」 ビリビリーンの周辺の空気が変わった。 具体的にどう変わったかと訊かれても困るが。 「ほぅ、面白い」 長ネギ野郎はニヤリと笑った。 「気をつけて長ネギ野郎さん、あいつ、電気の使い手なんだよ!」 「心配無用だハチ、私を誰だと思ってやがる!」 長ネギ野郎はすうっと息を吸い込んだ。 そして見開く目。 「ぬぅん!」 長ネギ野郎の全身がみるみる膨れ上がる! 筋肉が流動し、血が沸騰する。 「がぁっ!」 長ネギ野郎はムキムキになった。 もはやそれは長ネギではなく 緑色をした肉の塊だった。 前へ |次へ |
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